ウタウタイとは

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ウタウタイとは

監督・コーディネート◎松田雅子

「ラララ音楽祭」「おびさんマルシェライヴ」などのイベントの他にも、路上や様々なライブハウスで活躍する高知ゆかりのミュージシャンの姿を一年間取材させていただいた。地元のコピーライター、カメラマン、映像作家が揃って熱くなった感動の場面を、一人のライターの視点を通し、その運命的な出逢いの軌跡を辿りながらドキュメンタリー映像にして上映。その後、随時この映画の主軸となるメンバーのライブを開催していく予定。

急遽『ウタウタイ制作委員会』を立ち上げ、感動に任せてここまで突っ走ってきた。撮影終了後、高知のもう一つ上の世代が築いてきた独特の音楽シーンが、確実に新しく芽吹いていく若い世代の心に寄り添っていることを発見できた、本当に素晴らしい体験でもあった。

言葉足りずだった部分はこのウェブサイトの方に詰め込んで、映像の中にはできるだけ音楽シーンを盛り込みたいと思った。(とにもかくにも、彼らの歌に耳を傾けてほしいと思う)

映画とウェブサイト。この2つが揃ってはじめて、伝えたかったことを伝えられるような気がする。

 

スチール◎門田幹也

季刊高知の特集で高知のアマチュアミュージシャンを取材した。

高知のライブハウスや路上で活躍する彼らは異口同音に

「僕たちはオセロ生まれのオセロ育ちです」と言う。

興味を持った私はライターの松田雅子とともに、高知大学正門の

すぐ西にあるオセロで毎月最終日曜日に「音楽会」と称して

開催されるコンサートに出かけ、ある種の衝撃を受けた。

とにかく「絵になる」のである。

当然の事ながら、写真には音声を記録する事はできない。

でも、わずかでも「その音」を感じ取ってもらえれば幸いである。

 

撮影+編集◎カワウチヒロシ

昨年の夏のある日、一本の電話でそれは始まった。

ここまで関わることになるとは予想していなかった。

切って、繋いで、はい上がり、のつもりだった。

気が付くと、ここまで来てしまっていた。

正直に言えば、のめり込んでしまった。

彼らのライブを映像にしようなんて、無理。

映像は、撮ったそばから残像に変わってしまっていた。

彼らの生のライブに足を運んで欲しい。

そして彼らにやられてしまえ。

やられた人間にしかわからないことがある。

ただひとつ悔しいのは、

未だに彼らの背中に追い着けない事。

だからこそ、

納得がいくまで追い続けるしかない。