『土佐人力』に 草やの横山礼子さん


「草やのごはん」の制作途中で、何度となく
「どうしても、礼子さんという人の大きさをよう伝えきれん。
後ろに映像を挟み込んで、礼子さんが実際に
話をされゆうところを組み込ませてもらえないだろうか」
とお願いしたことを覚えています。

やっぱり、この独特のしゃべり方、ユーモアのセンス…
これ、これ!これが礼子さんだと思いました。

取材を進める中で、人生観さえも変えていただいた
「草やのごはん」との出会い。
「戦争で焼け野原になっても、景気が悪うなって何も食べる物が
ないなったとしても、山や土手に生えちゅうものを上手に美味しく料理して食べ
日本人は再生し、生き抜いてきた」

これらの山ごと、土手ごと、自然ごと、ごっぽり失ってしまう
原発の抱えるリスクの恐ろしさに対しての説得力や

ご近所の90歳になるお婆ちゃんに、芋のクキを剥ぐなどの
下ごしらえのアルバイトを頼んでいて
「私らぁ、まだ娘、娘」と笑っていた
コミュニケーション力であったり…
そんな礼子さんが、どんな言葉を座右の銘に挙げるのだろうかと
興味津々でした。
礼子さんが選んだことばは

「誠実」でした。
お店をされていた時、客人をもてなす時に
山に珍しい材料を調達しに行くところから
献立を考えておられた礼子さん。
決して手を抜くことのなかった料理は「誠実」さが
なければ生まれなかったと思います。

これは、礼子さんの弟子で、現在の草やのマスターにも
垣間見られる言葉だと思いました。


礼子さんの若かりし日の写真も登場したのですが
「若かった頃はなんぼ忙しゅうても、まんぼさんと一緒で、
よう肥えちょったきむごげになかった」
という言葉を思い出しました。
まぁちゃんの着物を借りた時、巻きの違いで
着物の前がはだけて困ったことがありましたが
その時も、若い時に着よった着物、巻きが太いき
はだけんぞね☆
と、さりげなく持ってきてくれました。
いつもいつも…誠実な心遣いに頭が下がります。
礼子さんを紹介してくれたRちゃんにも、心からありがとう☆



